フラワー セラピーとアレンジメント
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       花の散歩道

 

     花がもつ魅力についてのワンポイント情報♪♪



    花の散歩道 ③     《心理学って何?》 


[2] 心理学の領域って?

ひとくちに心理学といっても、認知心理学、発達心理学、社会心理学、犯罪心理学などその領域はとても広いものです。

ここでは、その広い現代の心理学を五つの領域にわけて紹介していきます。

 

《一つ目の領域》

「人や動物がどうやって物を知覚し、学習し、記憶し、問題を解決するのかといった基礎的なこころの働きについて」考えます 。 この領域には、学習心理学、認知心理学、知覚心理学、感情心理学、言語心理学、行動分析学、数理心理学などがあります。

 

《二つ目の領域》

「人を生物として眺めたとき、人の発達した脳とこころとの関係について」生物としての進化の視点から考えます。 この領域には、生理心理学、動物心理学、神経心理学、比較行動学、精神心理学、比較心理学などがあります。

 

三つ目の領域》

「赤ちゃんから高齢者までの生涯にわたりどのような変化がおこり、何故おこるのか、変化の原因に教育や経験はどのように関係してくるのかについて」考えます。

この領域には、教育心理学、発達心理学、児童心理学、青年心理学、生涯発達心理学、学校心理学、発達臨床心理学、教授心理学などがあり、「子供や青年、成人はどのように教育されるのがいいのかについて」も考えます。

 

《四つ目の領域》

「カウンセリングの理論や心理検査をつかって、病気の人や日常生活に何らかの問題をかかえている人への援助の実践」をおもな目的にしています。 この領域には、臨床心理学、人格心理学、健康心理学、精神分析学、心理療法、行動療法、カウンセリング、面接技法、犯罪心理学、性格心理学、福祉心理学、異常心理学、児童臨床心理学などがあります。

 

五つ目の領域》

「人は集団のなかで、お互いにどのように影響しあっているのかについて」考えます。 「企業がどうやったらいい人材を選ぶことができるのか」「どうすれば社員の士気や生産性を高めることができるのか」なども含まれ、社会心理学、集団心理学、コミュニケーション心理学、産業心理学、組織心理学、職業心理学、化粧心理学、被服心理学、文化心理学、交通心理学、広告心理学などがあります。

 

心理学があつかうテーマはとても幅広いですね。 心理学は、日常のなかのいろいろな問題を手軽に解決できるハウツー的な知識の集まり――ではありませんが、 私たちの日々の生活のなかで、いろいろな局面で関係しています。

たとえば、

(a)赤ちゃんの人見知り、子どもの反抗期はなぜあるの? 中年期をむかえて、第二の人生 

        に飛び出そうとする人が多いのはなぜ?などには「発達心理学」

(b)学級集団や学級崩壊の問題については「教育心理学」のなかから

(c)勉強をがんばるといっても、どうがんばればいいの? 効率のいい学習法、記憶法はあ

    るの?「認知心理学」

(d)サーカスの動物、盲導犬などはどうやって学習したのだろうか? 勉強以外のいろいろ

        な行動の学習については「学習心理学」

(e)犯人の発見と逮捕の支援など、犯罪にまつわる問題には「捜査心理学」、「犯罪心理学」

(f)非行少年や罪を犯した人に、社会復帰をうながすための矯正や更生には「矯正・更生保護心理学」

(g)犯人はなぜ罪をおかしたのだろうか?何があったの?「社会心理学」

(h)職場の人間集団の問題などについては「組織心理学」

(i) しあわせなキャリアを築きあげるために「職業心理学」

などなど、枚挙にいとまがありません。

 

書店には、多種多様の「心理学」の本が並んでいます。

 

もし、仕事や育児や人間関係で心にゆとりがなくなりそうなときには、健康心理学の分野(ストレスとの上手な付き合い方を専門に研究)で書かれた――エセ心理学本との差別化をしている――本がおすすめです。

アドバイスも具体的にたくさんあり、何か心に響くものがあると感じられる本を、ぜひ手にとってみてください。   疲れたなあ、と思ったとき「清涼剤」として読んでみてはいかがでしょうか。